看護師は女性の職場ということもあり、問題が起きやすい職種でもあります。
先輩と後輩で合わないことはよくありますが、数少ない同期と合わない、嫌いだという感情を抱いてしまうこともあります。
同期というのは唯一の仲間とも言えるので、可能ならば仲良くしたいと思うことも当たり前でしょう。
しかし、人間関係というのはそう簡単ではなく、嫌いになってしまうと、上手くやっていきたくても難しいもの。
そして、極力自分も嫌いになってほしくはないですよね。
ではどのような看護師が同期から嫌われやすいのか、また上手くやっていくコツはあるのか解説していきます。
どのような看護師が同期から嫌われやすい?
看護師として仕事をしていく上で、やはり誰も職場で問題を起こすようなことはしたくありません。
そのためにも先輩や上司含め、同期とも仲良くやっていきたいと望むでしょう
しかし、自分で把握していなくても先輩から嫌われやすいタイプであったり、同期から嫌われやすい性格の人もいます。
今回は同期から嫌われやすい看護師の特徴を解説していきます。
どのような性格の人が同期から嫌われやすいのか、自分はそれに当てはまらないのか、近くにそのような同期はいないか参考にしてください。
嫌われる同期その1
我が強い人は、他人の意見を聞き入れることがありません。
自分が正しいと思っており、何か注意や助言をしてもなかなかそれを受け入れようとしない所があります。
例えそれが先輩看護師や上司、医師であっても自分の考えが正しいと思っている時は、反対をして「おかしい!」と押し切ってくることもあるでしょう。
先輩たちの意見も聞き入れないとなると、同期の言葉は更に受け入れようともしません。
そうなると、最初はよかれと思っていた行動であっても、後に誰も手を貸してくれなくなり、孤立しやすくなります。
嫌われる同期その2
病院に勤務してくる看護師は様々な学校からやってきます。
短期の専門学校からであったり、大学から来たりスペックが違う同期は多くいるでしょう。
スペックが高いというだけでも同期から一目置かれる存在になりますが、ここで気をつけなければいけないことが『マウンティング』を取るような看護師が嫌われやすくなります。
「自分はどこの大学に通っていた」
「これくらい知っているよ」
など、最初は何も思わなかったとしても、何度もこのような会話をしてくれば相手もイライラしてきて、最終的にはマウンティングを取る看護師のことを嫌いになり会話もなくなります。
もちろん、マウンティングを取る看護師というのは、学歴以外にもプライベートのことでも取ってくるので、仕事上で嬉しかったことや、交際相手のことと何かと探してくるでしょう。
嫌われる同期その3
簡単に言えば八方美人のような人は周囲から嫌われやすい傾向にあります
看護師内でもあるのですが、先輩と同期への態度が違う、異性に対して明らかに態度が違うという看護師がいます。
このような看護師は同期でなくてもすぐに噂は広まり、嫌われやすくなります。
本人にとってはその気がないこともあるので、もしそのような人がいたら少し話をしてみると良いでしょう。
もちろん、わざと言う人もいるので、そのような場合は放置するに限ります。
自分も関わるとストレスの原因になるので、あまり多く接しないようにしましょう。
同期と合わない理由とは
先ほどもお伝えしたように、看護師は女性の職場ということもあり、同期はもちろん先輩、上司と合わないということはもちろんあります。
そんな女性社会の中で、一番合わないのは『同期』です。
同期との関係維持は最も難しく、どんどん不仲になっていくこともあります。
その原因とは何なのでしょうか。
同期で合わない、仲良くしたいけど、できなくて困っている人は少なくありません。
それが原因で悩んでいる人に向けて同期で仲が悪くなりやすい理由について解説していきましょう。
もし同期で嫌いな人や合わない人がいるのであれば参考にしてください。
ライバル心が芽生えやすい
病院内での同期と言っても、大きな病院であれば何十人という人数になり、他の科も合わせれば100人規模にもなるでしょう。
そして、病棟で何人かに分かれるのですが、多くても3~4人程でこの同期中で一緒に仕事をするようになります。
最初は協力して一緒に仕事をしていますが、仕事に慣れてくると徐々に競争心が芽生えライバル視してくるようにもなります。
少し前は仲良くしていたのに、急に避けられるようになったり、嫌味を言われるようになったりと物覚えがないにも関わらず、一緒に仕事をしていく上で辛い状況になってくるでしょう。
そもそも性格が合わない
同期と一緒に入った当初はお互いのことをよく知りません。
そのため、相手の性格を全て知るのはだいぶ先のこととなるでしょう。
最初は愛想も良く、付き合いやすい関係のように感じても徐々に価値観が違う、性格が合わないと思うことも多くあります。
それは自分だけではなく、相手が感じることもあり、それが原因でお互いに嫌いになってしまうことも。
性格や価値観の違いというものに気づくと、それ以降はどうも仲良くなることは難しいので、諦めるしかないでしょう。
最初から敵視している
全員が全員仲良くしようと思っているわけではありません。
同期よりも自分は優れているということを証明したい、他の人よりも優位に立ちたいという承認欲求からなるものでしょう。
そのため、同期だから一緒に仲良く頑張ろうというものはなく、いくら仲良くしようとしても心を開いてくれることはないでしょう。
そのような人は最初から笑いかけたりすることもないので、あまり関わらないようにすることが一番です。
中には自分より優れていると分かると陥れようとする人もいるので、必要であれば先輩や上司に報告するなど、対策を取るのも一つです。
嫌いな同期と上手くやってくコツ
もし同期に嫌われたり、同期を嫌いになったとしても仕事で関わっていかなければいけません。
女性は感情を仕事に持ち込むことも多いので、嫌いな人がいると仕事をすることが辛いと感じるようになり、場合によってはストレスの大きな原因になり、辞めるという決断をする人もいます
可能であれば、そのような状態を避け、仕事を楽しくやっていきたいですよね。
では、どうしたら嫌いな人がいる中でそのように仕事ができるのでしょうか。
嫌いな同期がいたとしても上手くやっていくコツを解説していきましょう。
事務的に接する
まず、この人は合わない、嫌いだと感じた場合は最初に距離を置きましょう。
無理に関係を維持することはストレスの原因ともなります。
ストレスはのちに精神的に大きく影響してくるので、一人合わないという人だけのためにそのような負担を背負う必要はありません。
看護師という仕事は、患者の看護を行うものです。
個人的な感情で自分がイラついたり不安定な精神状態になっていては、失敗の原因にもなるので、気をつけましょう。
仕事上の付き合いを心がけ、それ以外での交流は避けるようにしてください。
そうすることで、仕事とプライベートをしっかり分けておけるので、そこまでストレスを感じることもないでしょう。
相手を知る努力を
これは相手がしつこく話しかけてきたり、関わってこようとしている場合になります。
相手を嫌いだと思っている以上、密に関わるのは大きなストレスになり、場合によっては大きなエネルギーを消費する可能性があります。
しかし、相手を知るという努力をすることで、関係が変わる可能性も少なからずあります
相手を嫌う時というのは、どうしても自分に合わないと感じた時や、生理的に受け付けないなど様々なきっかけがあります。
相手をあまり知らずに嫌いになってしまった場合、相手を知ることで普段の考え方や行動など相手を知るきっかけになるでしょう。
そのように相手と真に向き合うことで、自分には気づけなかた部分を知るきっかけになるので、おすすめです。
しかし、無理はよくありません。
何度も関わっていく上でやはり無理だ、辛いと感じた場合には、とことん距離を置くようにするか、上司に相談してみることも有りです。
転職することも一つ
どうしても我慢ができない、部署を変えてもらえないなどストレス負荷で精神的に辛い状況になった時、これ以上頑張る必要はありません。
場合によっては転職ということも一つです。
人間関係で転職する看護師は多くおり、働きやすい職場を見つけることが大切でしょう。
転職は最終手段となるので、自分にとってその職場にいる意味があるのであれば、上司に相談を続けて部署異動を願うか、最低限の関わりにしてもらうなど工夫を頼んでみましょう。
まとめ
今回は同期についてお話してきました。
どのような人が同期になるのかわかりません。
最初は仲が良かったつもりなのに、突然嫌われてしまう事もあります。
看護は女性の職場
人間関係の問題が多い環境でもあります。
同期が嫌い、自分には合わないとストレスを抱え込んで、何もしなければその状態が続いていくだけです。
今回の記事を参考に、同期と合わない環境でもストレスを少しでもためこまない環境を目指しましょう。