クリニカルラダー いらない 看護師

看護師 免許証 資格 白衣の探偵

 

白衣2

ツイッターでは、クリニカルラダーに関して色々な評価があります

 

 

 

 

 

 

看護師のクリニカルラダーって賛否両論あるかと思いますが、私はハッキリ言っていらないっと思っています!

 

評価しやすくなるのはわかりますが、本当にそれで評価していいのか・・、本当に疑問を感じます。

それ以上に激務な看護師がクリニカルラダーのために、そして目標のために時間を割くなんて私には理解できません。

 

そんな否定的な私ですが、なぜ否定的になったのか具体的な部分をお話していきます。

 

看護師のクリニカルラダーがいらないと感じた私

 

看護師 クリニカルラダー いらない

 

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ハシゴをのぼるようにキャリアを積み重ねるクリニカルラダーは、結局のところいらないと感じること多いです

 

看護師にとってクリニカルラダーは重要と言われていますが、ラダー上がっても仕事増える一方で、責任も増して行きます。

 

クリニカルラダーが上がっていくことで、仕事量が減っていくならその意味もありますが、逆に増えたり大変になるのでは本末転倒です。

人が使える時間やできる仕事の量には限りがありますから、上がっていくことで必要性に疑問を覚えるのは当然です。

看護師はそれでなくても忙しいのに、仕事が増えたりプライベートで使える時間が減るのでは困ります。

 

いずれ限界を迎えてお手上げ状態になるのが目に見えていますから、離職の原因になってしまってもおかしくないでしょう。

 

看護師の質を高めたり、離職率を下げることも目的になっていますが、実際のところその通りに機能していたり、効果が発揮されているかといえば疑問です。

現場では面倒と感じていたり、大変になるばかりで何がメリットなのか分からないという人も少なくないです。

クリニカルラダーが本格的に普及したり定着すれば、今後は今以上に大変になって、現場ではもっと悲鳴の声があがると予想されます。

 

適切な評価や、必要なサポートで成長を促進させる重要性があることは理解していますが、それでもこの制度には疑問符がつきます。

 

 

 

看護師のクリニカルラダーの目的は?いらない目標

 

看護師 クリニカルラダー 目標

 

看護師のクリニカルラダーは、ナースの能力開発と評価を目的にしているもので、5つのレベルに分けて活用できるように設計されているのが特徴です。

システム的に能力を開発したり、評価が行えるようになっていますから、医療機関や看護師を評価する側にとっては便利なのかもしれません。

 

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しかし!当の看護師にとっては面倒な手間が増える一方で、必要性が理解できず「クリニカルラダーはいらない!」という声も少なくないわけです

 

クリニカルラダーは日本看護協会は指標を共通化しており、誰もが同じ条件で能力開発ができたり、評価が行われるようになっています。

看護の質が上がれば、患者さんにとってもメリットがあるのは分かりますが、負担が増える一方に感じられるだけの制度ではいらないと感じる人が増えても不思議ではないですね。

 

臨床の現場において実践を通し、段階的に成長できる支援システムとして設計されているはずですが、ギャップを感じやすいのも確かです。

同じ仕事でも手間が増えたり、残業時間が増加して仕事を続けるのが難しくなる、それでいて給与がラダーで決まるとなればお手上げです。

 

クリニカルラダーはキャリアアップを促進する目的もありますから、キャリアに興味がない人にとっては、ただ負担が増加するだけとなるでしょう。

 

確かに、個人がそれぞれ目標を設定したり、目標達成に向けて何をどう取り組むか、課題や研究をこなす切っ掛けになるのは間違いないでかもしれません。

レポートやテストを通して進捗、達成度が確認できますし、自己評価と他人からの評価を比較できるので、そうしたところにメリットがあるのはわかりますが、それが現場で働く看護師のためになるのかは疑問です。

 

 

 

クリニカルラダーはスペシャリストと関係ある?

 

クリニカルラダー いらない 目標

 

白衣2

クリニカルラダーはある意味で看護師のスペシャリストを育成する仕組みですが、私はスペシャリストだとは思わないです

 

理由はどこまで行っても看護師の延長線上で、極めたとしてもそれがスペシャリストかといえば疑問が残るからです。

キャリアアップの目的もあるにはありますが、クリニカルラダーはどちらかといえば、臨床における実践レベルでの研鑽、経験を積む目的に比重が置かれます。

 

レベルアップを図ることで実践能力に磨きが掛かりますが、行き着く先は現場を理解している経験豊富な看護師なので、スペシャリストと呼ぶのには無理があります。

看護のスペシャリストといえば確かにそうですが、医療のスペシャリストとしては物足りないですし、他にもっと挑戦して取得を目指すべき資格があると思います。

 

個人の経験やスキルのばらつきは是正されるかもしれませんが、その人でなければできない仕事ができるようになるかといえば、やはり微妙なところでしょう。

 

クリニカルラダーはレベル5に到達すると、ケアの受けての状況を的確に捉え、最新の知見に基づくケアが提供できるようになります。

多職種との連携力の向上や意思決定プロセスに関与できるようになるなど、部分的にはスペシャリストに思えるところもあります。

 

ただ最上位のレベル5でこのくらいのスキルなので、ゼネラリストの方が言葉として相応しいと思われます。

 

 

 

クリニカルラダーの今後の課題

 

クリニカルラダー 課題

 

クリニカルラダーは既に看護師の間でいらないと言われていますが、今後は今以上にいらないと言われないように、この制度に縛られない研鑽が必要だと思われます。

 

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ただでさえ仕事の負担が増えるクリニカルラダーなのに、給与の決定に影響が強過ぎるのが課題の1つ!

 

積極的に取り組まなければ給与が下がる恐れがある、でも仕事の負担が重くていっぱいいっぱいというのでは取り組もうにも厳しいです。

 

制度自体がいらないと言われないように、現実に即した評価制度の見直しが必要になると考えられます。

他にも自己評価と他者の評価の差についても、極端に乖離しないようにする必要があります。

少子高齢化の進行で、人手不足が発生したり人材確保と育成が重要なのは分かりますが、急にクリニカルラダーといわれても看護師の負担が増える一方では駄目でしょう。

 

つまり医療機関のサポートが必要不可欠で、無理なく前向きにレベルアップが目指せるようにするのが望ましいです。

評価基準の明確化や評価する人の育成、トレーニングといったものも必要になります。

やはり、看護師が自ら取り組みたいと思えなければ普及も定着もしませんし、本来の目的通りに制度を活用するのは難しいです。

 

このままだと反発を招くばかりでいらないと言う人が増える一方ですから、いらないと言われないように課題に取り組むことが重要となるでしょう。

 

 

 

まとめ

 

看護師のクリニカルラダーは、忙しいところに忙しさが増す必要性に疑問符がつく制度で、いらないと感じる人が少なくないのも頷けます。

 

目的は確かに能力開発や給与にも関わる評価と明確ではありますが、看護師の負担になっているのも事実!

 

クリニカルラダーに取り組むことでスペシャリストになれるかは微妙ですし、レベル5に到達したところで給与が大幅に増えたり、専門的な仕事に特化できるかも疑問です。

モチベーションが下がったり離職が発生しては制度の意味がないので、現状の制度はいらないと思う人が多いのは無理もないです。

 

クリニカルラダーのための目標なのか、それとも看護のための目標なのか、はき違えてもいけないと思います。

 

本当にスペシャリストになれたり、給与が上がり時間に余裕が持てるようになるなら積極的に取り組む人が増えるでしょうが、現状の制度は微妙で今後に課題が残りますね。