女性の多い職種である看護師。
結婚や妊娠、育児などで仕事を一時的に離職する方は多いのではないでしょうか?
しかし妊娠前と違って、出産後は働き方が大きく変わります。
そのため育休明けに復帰しても、前と同じように働く姿が想像できないという声もよく耳にします。
人によっては、育休明けのタイミングで職場を退職する方もいるほどです。
本記事では看護師が育休明けにスムーズに貯めたい場合にどのようにしたら良いのか、退職交渉のポイントや育児と両立して働き続けられるおすすめの職場をご紹介していきます。
ぜひ最後までお読みください。
看護師が育休明けにスムーズに辞めたいのなら
育休明けにスムーズに退職するのであれば、早めに退職交渉をするように心がけましょう。
特に以下の3点を意識して交渉するようにしてください。
・辞めたい理由を明確に伝える
・十分考慮して決めた内容であることを伝える
・退職したいという意思をはっきり伝える
辞めたい理由を明確に伝える
退職交渉をすると、必ず引き留めにあうはずです。
病院側から勤務形態や待遇など、新たな条件を伝えられるかもしれません。
しかし「辞める!」と決意したのであれば、そこで揺らがずに、しっかりと辞めたい理由を伝えるようにしましょう。
どうにもならない理由であることを伝える
辞めたい理由は何度も考え直した上での結論でなくてはなりません。
というのも、安直な理由では決心が揺らいでしまうためです。
例えば「勤務が辛い」という辞めたい理由だけでは、勤務先から「もっと負担のない勤務体制にする」や「忙しくない部署に異動させる」などと言われてしまうと、辞めづらくなってしまいますよね。
そこで「夜勤が肉体的にも精神的にも辛いため退職したい。クリニックなどの夜勤のない場所での勤務を検討しており、もっとゆっくりと患者さんと関わりたい」などのように、理由と今後の展望を伝えると、勤務先も代替案を提示できず、比較的退職交渉が纏まりやすくなります。
退職したいという意思をはっきり伝える
「退職する」と心に決めたのであれば、揺らいではいけません。
特に勤務先でより良い条件を出されたとしても、流されてずるずると働くことになると、辞めどきを失ってしまいます。
退職したいという意思をはっきりと伝え、かつ「いつまでに退職したい」などといった期限などを設けると良いでしょう。
育休明けに辞める前に転職サイトを活用する
退職交渉と同時並行で進めると良いのが転職活動です。
よくありがちなのが、退職交渉を終えてから転職活動を始めるパターンです。
しかしこのパターンはあまりおすすめできません。
なぜなら無事に退職できることに一息をついてしまい、思うように転職活動が進まずに退職日になっても次の職場が決まらないという状態に陥りがちだからです。
そこで退職交渉を行う前に、転職サイトなどの人材紹介サービスに登録しておくと良いでしょう。
転職サイトではさまざまな求人情報を見ることができるほか、転職にまつわる多くのコラムなどを閲覧できます。
特におすすめなのが、マンツーマンで行われる転職支援サービスです。
一人ひとりに転職専門のキャリアアドバイザーが担当につき、希望の条件などで求人を探してきてくれます。
良い求人があれば、それに応募する書類の作成、面接の段取り、面接練習、内定後のアフターフォローまで徹底したサービスを受けられます。
私自身、転職活動の際には、毎回転職サイトに登録し情報を集めていました。
アドバイザーによって多少の当たり外れはありましたが、まず登録しておいて損はしません。
転職サイトの登録はインターネット上でできるため、面倒な手続きもありません。
ぜひ登録してみてくださいね。
育休明けに辞めたいけれど辞めにくい看護師の事情
育休復帰後、育児と両立しながら仕事を続けていくのは、とても大変なことです。
特に昨今の核家族化が進み周囲のサポートが薄い環境も相まって、仕事と家庭の両立は難しくなってきています。
看護師は夜勤などの不規則勤務がある上に、突発的な残業も発生しやすいため、帰宅時間が予想しにくいのも問題です。
特に育休復帰後、正社員としての勤務を続ける場合、子どもの体調不良などの急な休みをもらうことも言い出しにくい環境があります。
私が以前勤務していた病院は、若手の看護師が多く、あまり育休復帰後の正社員看護師はいませんでした。
ほとんどのママナースは育休復帰のタイミングで、正社員からパートに切り替わっていたためです。
パートになった理由を聞いたことがあり、「パートの方が正社員よりも短時間勤務ができる」「突発的な休みに対応してもらいやすい」という理由でした。
病院の体制や環境にもよると思いますが、このように育休から正社員での復帰はなかなか厳しい側面もあるのです。
上記の実情を知っていると、「病院よりもっと良い環境で働きたい」と考えるのが普通ですよね。
しかしはっきり言って、育休明けの退職・転職は非常にしづらいと思います。
なぜならそもそもの育休という制度が「子どもの1歳の誕生日以降も引き続き雇用されることが見込まれる」者に対し与えられる休業期間であり、病院側としても育休から復帰して長く働いてほしいと考えています。
そのタイミングでの退職交渉は病院としても嬉しい話ではなく、なんとか引き留めようとするでしょう。
それこそ正社員ではなくパートなどでの働き方を勧められるかもしれません。
どこの病院も慢性的な看護師不足です。
育休復帰に伴い「辞めたい」と考える方も多いでしょうが、引き留め交渉などもあってなかなか辞めにくいという裏事情があるのです。
育休がすぎるにつれ気づいていくこと
出産後、子どもの育児をしているとさまざまな成長の場面を見ることができます。
初めての寝返りや初めてのハイハイ、つかまり立ちの瞬間など、どの場面も親なら見逃したくないはずです。
育休期間は最長3年間は取得できるとはいえ、1年以降は無給ということもあり、多くの方が1年を目安に職場復帰されています。
しかし子どもの成長を見届けたい気持ちもあり、育休の延長や育児と両立できるような職場に転職していく方も、非常に多いです。
特に子どもを優先に考えるのであれば尚更働き方を変える必要があるでしょう。
育休の期間の中で、今後どのように働いていきたいのか、家族とよく相談してみてくださいね。
育児と両立して働きやすいおすすめの職場
転職サイトを見ているとさまざまな職場があることに気づきます。
病院やクリニック、有料老人ホームや介護保健施設、デイサービス、行政や企業…。
どの職場もメリット・デメリットがありますが、育児と両立したいのであれば絶対に欠かせない条件があります。
それは「夜勤のない職場」です。
働くことを想定した時に、真っ先に問題となるのが子どもの預け先です。
実家などに預けられる方は夜勤も可能なのかもしれません。
しかし多くの方は保育園などに預けながら働かれる方が多いのではないでしょうか?
公立保育園は夜勤に対応しておらず、基本的に預けられる時間は日勤のみです。
そのため日勤のみの職場を選ぶと良いでしょう
例えばクリニックやデイサービス、訪問看護などです。
特に訪問看護は日によって働く時間を調整することができ、子どもの体調不良や行事に応じて臨機応変に対応できますので、よりおすすめの職場です。
まとめ
看護師が育休明けにスムーズに辞める方法や、看護師の現状を話してきました。
育休をもらうと気持ち的にも本当に辞めにくくなります。
しかし、仕事をしているのは仕事のためではなく自分たちのためだということを覚えておきましょう。
一人で考えてもなかなか上手くいかないので、転職サイトを活用してみることをオススメします。
私が使ってみて一番良かったのは看護ルーでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。