
「夜勤のとき、化粧をするのが面倒くさい」
「夜勤で一晩中化粧をしたままで、肌荒れしてしまった」
皆さんはこのようにお考えではありませんか?
看護師につきものの夜勤ですが、この時化粧をするかお悩みの方は多いと思います。
仮眠時に化粧を毎回落とすのも手間ですし、中にはスッピンで仕事をする方もいるほどです。
本記事では夜勤時のメイク事情についてご紹介し、かつ夜勤時のメイクで意識していただきたいことを合わせてお伝えしていきます。
ぜひ、ご自身にあった化粧方法を見つけてみてください。
みんなは夜勤の時スッピン?それとも化粧をする?
看護ルーで「夜勤中メイクをしますか?」というアンケートが行われました。
参考 看護ルー
このアンケートによると、
「バッチリフルメイクする」…約78%
「休憩・仮眠時に一度落として、またメイクをやり直す」…4.8%
「ファンデなどはつけずにアイメイクのみ」…2.4%
「すっぴん」…14.5%
と回答されています。
何かしらのメイクをして出勤する方が約80%を超えるという結果になっており、夜勤時でも関係なく化粧をしている方が多いことがわかりますね。
しかしそんな中でも、化粧をしていく方にはさまざまな悩みがあることがわかりました。
『落とすのが面倒くさい』『落とさないとドロドロになる』といった声があり、少なからず化粧で悩まれている方が多いようです。
次章で特に多かった「化粧お悩みあるある」をご紹介していきたいと思います。
夜勤時のメイク お悩みあるある3選
前章で、夜勤時でも化粧をする方が多いことがわかりました。
そして多くの方が化粧で悩んでいることも。
本章では夜勤時の化粧で悩んでいるあるあるについてご紹介していきます。
看護師は化粧崩れしやすい
夜勤は清潔ケアや入浴介助といった業務はありませんが、勤務をしているうちにマスクと擦れる部分やマスクの内側がドロドロに落ちてしまいます。
そのため夜勤明けの顔は誰にも見られたくないという方は多いものです。
せっかく綺麗にした化粧が落ちてしまうのは悲しいですよね。
長時間の化粧は肌荒れしやすい
二交代制もの夜勤になると、その勤務時間は16時間と非常に長い勤務となります。
そのため長時間化粧していることになり、毛穴が開いたり、逆に詰まったりと肌への負担も大きくなります。
私の同僚は、夜勤明けに毎回必ずフェイシャルエステに行き、肌のケアをしていました。
肌の乾燥が気になる
病院や施設はクーラーなどで温度管理されています。
空調が効きすぎている空間は肌の乾燥を招きます。
特に冬場など、仮眠時の冷暖房の効いた空間で仮眠することになるため、肌の乾燥はさらに強くなります。
お悩み解消!対策メイク方法
ただでさえ過酷な夜勤業務に加え、化粧のお悩みといった問題も山積みです。
この問題を解決するためには、以下のようなさまざまな解決法があります。
- (1) 汗やムレに強いアイテムを使う
- (2) 仮眠時には化粧を落とす
- (3) 保湿効果のあるファンデーションを使う
- (4) ポイントメイクを使う
一つずつ解説していきます。
(1) 汗やムレに強いアイテムを使う
化粧崩れの原因とも言える汗やムレ。
これらの汗やムレに強いアイテムがあります。
例えばウォータープルーフの化粧下地やファンデーションなどが、代表的です。
実際に私も使用していたのですが、ウォータープルーフのマスカラなどもよく売られています。
またマスクでムレることによる化粧崩れには、化粧の上から崩れるのを防止するミストなども販売されており、化粧崩れを事前に予防することができます。
(2) 仮眠時には化粧を落とす
基本的に化粧というのは、肌に負担をかけています。
可能な限り早めに化粧を落とすのがベストです。
長い夜勤勤務の時でもそれは変わりません。
仮眠などの長い休憩時間の時は、極力化粧を落とすようにして肌を休めてあげましょう。
簡単に化粧を落とせるメイク落としシートなどを使うと時間短縮になります。
仮眠後、また化粧をする際にもしっかりとした化粧ではなく、ファンデーションではなくBBクリームで代用するといった形で使用すると良いでしょう。
(3) 保湿効果のあるファンデーションを使う
ファンデーションにもさまざまな種類があります。
カバー力のあるものや、ツヤを出すものなど。
同様に冬になると乾燥に強いファンデーションが販売されます。
マスクを使用していると頬から顎先にかけてムレるため、額部分は乾燥に強いファンデーションを、そして頬から顎先にかけては落ちにくいファンデーションを使用すると良いでしょう。
(4) ポイントメイクを使う
マスクで顔が隠れていると、目元や眉が強調されます。
そのためアイメイクをするだけで、顔の華やかさは大きく変わります。
私も看護師として夜勤をしていた時は、下地にアイメイクだけでした。
肌への負担を考えて、ポイントメイクを中心にするのも一つの手です。
逆にすっぴんは危険!?正しい肌への保湿ケア
夜勤時の化粧方法についてご紹介してきました。
・汗やムレに強いアイテムを使う
・仮眠時には化粧を落とす
・保湿効果のあるファンデーションを使う
・ポイントメイクを使う
これまでの記事を読んで、化粧をせずにすっぴんで仕事をすることを検討した方もいるでしょう。
すっぴんだから肌への負担も少ないとお考えだと思います。
もちろん化粧をしているよりも肌への負担は少ないでしょう。
しかしだからと言って化粧をしないでいることは良いとも限りません。
というのも、肌のバリア機能は乾燥に弱く、乾燥した空間にいると肌の水分が外へ蒸発し、肌荒れを引き起こしてしまうからです。
特に病院や施設内の冷暖房がしっかり効いている空間なら尚更です。
そのためすっぴんで夜勤に向かう方でも、適度な保湿が必要となります。
例えば化粧水のミストや、仮眠前に美容液クリームなどを軽くつけるようにするだけでも肌の乾燥を防げます。
乾燥だけでなく、ホコリや細菌などの外的刺激から肌を守るバリア機能も高められますので、一石二鳥です。
では正しい保湿ケアについて、細かく解説していきましょう。
以下の手順で保湿を行うことで、乾燥とは無縁の肌になれるはずです。
- (1) 洗顔後、すぐに化粧水をつける
- (2) 軽くパッティングする
- (3) 乳液やクリームなどで蓋をする
簡単に解説していきましょう。
(1) 洗顔後、すぐに化粧水をつける
洗顔後というのは肌が最も綺麗な状態です。
またこの時は肌の油分が落ちているため、肌の水分が外に逃げやすくなっています。
そのため早めに化粧水をつけて、水分の蒸発を防いであげましょう。
(2) 軽くパッティングする
化粧水を肌にしっかりと浸透させるためには、肌に軽く圧を加えてあげるとより馴染みやすくなります。
ただしあまり強い力でパッティングすると、肌のたるみにもつながりますので、注意してくださいね。
(3) 乳液やクリームなどで蓋をする
化粧水を馴染ませた後は、水分が蒸発しないよう乳液やクリームなどの油分を使って蓋をしてあげましょう。
これをすることで肌の水分は保たれ、乾燥予防につながります。
これらの工程を普段のスキンケアから取り入れることで、すっぴんでも問題なく出勤できるでしょう。
まとめ
看護師が夜勤のときのメイクやスッピンについてお話してきました。
メイクのし過ぎにも注意ですが、スッピンにも注意が必要です。
今回ご紹介したメイク方法で、夜勤でも安心なスキンケアをしていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。