看護師は、なかなか仕事を休めない職業と言われています。
さらに働いている女性看護師は20~30代が多いです。
そこで問題なのは、生理痛などのツラい症状が起きても仕事を休みにくいという事。
集中力が無くなり、ミスを起こしたら大変です。
看護師だって生理痛で出勤することがしんどいのであれば休むことを考えてもいいのです。
ここでは、生理痛の悩み、もし休みが取れない場合の対処法について解説します。
看護師だって生理痛になります!
女性看護師のうち現場を任されてバリバリ働いているのは、20~30代、40代前半が多いです。
その年代の女性はもちろん毎月生理になります。
そして看護師だって生理は来るし、生理痛でツラい思いをすることだってあります。
良い職場環境であれば、生理痛でツラいときは仕事の量を調整し、立ちっぱなしで腰に負担がかからないように配慮してくれる職場があります。
ただ、看護師1人あたりの業務量が多く、なかなか調整できず休むことさえできないのが現状
それでも女性ならお互い様なので、生理痛が重い場合はみんなが支え合って仕事ができれば、女性看護師も安心して仕事ができるのでしょう。
しかし、そんな職場ばかりではありません。
実際に、生理に関する苦痛で悩んでいる女性看護師は多いものです。
女性看護師が生理痛になった時の悩み、生理休暇が取れない現実についても見ていきましょう。
看護師が生理痛になった時の悩みはコレだ!
生理痛は人によって重さが全く違うので、他の人がどんなことで悩んでいるのか理解することは大事です。
悩みを知っておくことで、一緒に働く仲間がツラい時にサポートすることができますよね。
ここでは、看護師が生理痛になった時に悩む5つのことを紹介します。
鎮痛剤を使わないと仕事ができない
生理痛が重くて起き上がることもツラい人は、生理痛がある度に鎮痛剤を飲んだり座薬をしたり、婦人科に通院しホルモン剤の注射をする必要があります。
そうしなければ仕事ができないという看護師は多いです。
そんなツラい生理が毎月あることで痛みをコントロールしないといけない身体的なストレスに加えて、仕事に影響あってはならないというメンタル面でのストレスがあります。
定期的に婦人科にも通う必要があり、そのために休みを使うということも多く、鎮痛剤を使わないと仕事ができないという悩みは、本人にとって強い苦痛なのです
生理痛が重くても休めない
生理痛が重くて朝起きれない、身体を起こせないという場合、出勤せずに家でゆっくりと休みたいと思いますよね。
しかし看護師は、生理痛が重くても休めないことが多いです
もし急に生理痛で休みたいと連絡を入れても、師長に「自己管理が出来てない!」と言われてしまい、休みを許可してもらえなかったという話はよく聞きます。
上司や他のスタッフの仕事に影響することは分かっているけれど、生理痛で休めないツラさを理解してもらえないことにも悩み、毎月生理がくることがストレスに感じてしまいます。
生理痛が辛くて仕事に集中できない
生理痛が辛くても休めず仕事をしていると、ホルモンバランスや痛みによって集中力がない日も出てきます。
鎮痛剤を使っても痛みが残っていて、それでも患者さんには笑顔で対応し普段通りに仕事をこなしていますが、生理痛が重いあまり血圧が下がり冷や汗が出て、最悪の場合は気を失ってしまう人もいます。
そのような状態で働くことは患者さんの命に関わるミスを起こす可能性があり、生理痛を甘く見てはいけません
ゆっくり休みたいけれど仕事をせざるを得ず、何とか奮い立たせて仕事をするしかなく、悩んでしまう看護師が多いのです。
生理痛で夜勤がしんどい
病院で働く看護師は夜勤や交代勤務がつきものです。
そして、生理だからと言って夜勤を他の看護師と交代することは無いでしょう。
しかし、生理痛がひどく経血量も多いような日にたまたま夜勤にあたってしまう日もありますよね。
生理日を見越して、勤務の計画を立てることは難しいですから。
特に夜勤の看護師は人数が少ないので、勤務中に痛みや貧血で倒れてしまったら病棟に迷惑をかけてしまいますが、それでも休めないのが現実。
つまり生理痛で夜勤がしんどいと思っても仕事を休めず、最初から夜勤を免除してもらうわけにもいかないので悩んでしまう看護師が多いです
生理痛が軽い日もあり辛さを信じてもらえない
生理痛が重くて仕事を休みたいほどツラい看護師であっても、人によってはそれが毎月あるとは限りません。
生理不順の場合は、もちろん生理がこない月があり生理痛で悩むことなく、ある意味元気に働けます。
また、先月は生理痛が重くて倒れそうなほど酷かったけれど、今月は生理痛が軽くて仕事に影響なさそうだという場合もあります。
どちらの場合にしても本人でないとその苦痛は分からないので、周りから見た人は「先月のツラい表情は本当だったの?」と辛さを信じてもらえないこともあります
そのように看護師の仲間から言われたら、同じ女性なのにどうして理解してもらえないんだろうと悩んでしまいます。
病院で生理休暇は取れない現実!
生理痛が辛くて悩んでいる女性看護師はたくさんいます。
でも病院では、なかなか生理休暇が取れないのが現実です。
では、看護師がどうして生理休暇が取れないのか主に3つの視点からお話していきますね。
急に休まれることで仕事の調整が大変になるから
1つ目は、急に休まれることで仕事の調整が大変になるからです
生理休暇を申請する時は前以って計画的に申請するわけではなく、その当日になってから「今日は仕事行ける状況でないかも」と判断して申請することがほとんど。
生理休暇は労働者の権利とは言われていますが、病院の上司はそんなことお構いなしの場合が多いです。
急に休まれると他の看護師との業務量を調整しなければならず、朝からバタバタと大変になるので、最初から生理休暇が取れるような職場環境にしないことがあります。
生理は病気ではないと言う認識が定着しているから
生理は女性にとって生理的な身体の反応なので、病気ではないと言う認識が定着していることも二つ目の理由です。
たしかに生理が来ること自体は、病気ではなく自然なこと。
でも生理痛が重い場合は、その背後には卵巣や子宮に何かしら病気が隠されている可能性もありますよね。
でも、「生理ぐらいで休むの?」と白い目で見られたり陰口を叩かれたりする職場があるのも事実です
同じ女性が多い職場であり、看護師という職業でありながら、なかなか他人と生理痛のツラさを理解して欲しいですよね。
1人でも生理休暇を許可することで次々と申請されると困るから
3つ目は、1人でも生理休暇を許可することで次々と他の看護師も申請されると困るからです
生理痛があまりにも酷くてどうしても休む必要があり、1回生理休暇を許可した場合。
他の看護師が、「生理でちょっとしんどい時も休んでいいんだ」と思い、生理休暇が当たり前のような職場環境になると上司にとっては大変になります。
申請を許可する度に、勤務調整をしなければなりません。
これらの理由で、本来ならば申請は許可して当然のことであっても、病院で生理休暇は取れないのです。
生理休暇が取れないなら転職サイトを利用するのがいいって本当!?
これまで生理痛でツラい看護師の悩み、生理休暇が取れない理由についてお話してきました。
それでは、このまま重い生理痛を我慢して、休むことなく仕事をしなければならないのかと思いますよね。
実はそんなことはありません。
生理休暇が取れない職場なら、看護師転職サイトを利用して転職することで解決できます。
生理痛がツラいけど仕事も続けたいという看護師であれば、転職サイトのアドバイザーに生理休暇が取れる病院を探してもらうと良いでしょう。
事前に調べてから生理休暇の取得率が高い職場に転職することで、安心して看護師の仕事を続けられますよ
まとめ
看護師でも生理痛はあるし、周りから生理痛のツラさを理解してもらえずに悩む看護師はたくさんいます。
生理痛でツラい上にミスを起こすのではないかと不安なまま仕事をしたり、休みをもらおうとすれば上司や他の看護師の目が気になり休めなかったり、悩みは絶えません。
ただ、そのまま同じ職場で我慢しながら働く必要はないです。
看護師転職サイトを利用して、生理休暇が取れ休むことが出来る職場に転職することで解決できます。
自分の体調を最優先にして、看護師の仕事もできると良いですよね。ぜひ参考にしてくださいね。