看護師というのは看護学生の時はもちろん、看護師になってからもおしゃれ面では色々と制限がかかります。
その制限の一つが『ピアス』です。
一昔前ではピアスをNGとしている病院や施設が多くあり、耳にピアスホールを空けている人も少なかったでしょう。
現代ではピアスホールを空けている看護師も多くおり、クリニック等の小規模施設であればつけている看護師もいます。
しかし、いくつかの病院や施設では今でもつけることを禁止としているところも。
そのような所で働く看護師もピアスホールを空けたいと望む人も多いです。
その場合にどうしたら良いのか、またファーストピアスをどうしても開けたい時の対処方法を解説していきます。
看護師がファーストピアスを隠す方法
現在看護師の多くはピアスホールがあるでしょう。
しかし、病院や施設によってはピアスを禁止としている所が多く、そのピアスホールが見えることも禁止としている所もあります。
私も以前勤めていた病院はピアスやネックレスなどの装飾品をNGと言われ、ファーストピアスを夢見ていた私は悩んだほどです
すでにピアスホールがある場合には、それを塞ぐことが難しく、やむ終えずそのままにしている人も。
しかし、就職前に就職先がピアスNGだった場合に、空けた直後ではどうしようもありません。
塞ぐか、隠すように工夫するかでしょう。
隠すようにといっても目立たないようにするだけで、どこかで気づかれることは免れません。
それでは上司からお叱りの声はもちろん、先輩などからもあまり良い印象を受けないでしょう。
では、どうしたらすでにあるピアスホールを隠すことができるのか、その方法について紹介していきます。
隠すならコレが定番!
これは少し目立つ方法にもなってしまいますが、ピアスホールやファーストピアスを露出させるよりはマシという場合に使用できるのが絆創膏です。
絆創膏といっても、全てを使用するのではなくテープ部分のみを1部使用します。
テープ部分を丸くカットし、それをピアスホール部分に貼るだけです。
現在絆創膏も様々な種類があるので、テープの色が自分の色に近いものを使用することで、目立たなくはできるでしょう。
しかし、これは絶対隠せるのではなく、もちろんバレてしまうことの方が多いので、あまりおすすめはできません。
もし可能であれば医療用の肌色テープを使用するという方法もあり、これに関しては絆創膏よりも目立ちにくいので良いでしょう。
透明のピアスを使う
私は連休中にファーストピアスを空け、2日程間を空けてから透明ピアスを使用しました。
この方法でなんとかバレず1ヶ月程過ごし、穴が完成してから外すようにしました
これはピアスホールを空けている看護師の多くが採用している方法になります。
特にファーストピアスを空けている場合には、これを使用することが一番。
透明のピアスというのはアクリルや樹脂素材を主とした目立たないピアスとして人気で、ピアスを付けることができない時間帯に使用している人が多くいます。
特に学生時代に使用している場合が多く、ピアスホールが目立たないということにプラスして安値なので購入のしやすさもメリットとなっています。
しかし、これも透明ピアスの種類によっては装着部位が見えるので完璧に隠すということはできないでしょう。
目立ちにくいというイメージを持っていただけると一番良いです。
人によっては、透明ピアスの頭部は切り落とし、針部分だけ挿入している人もいますが、外れやすいことはもちろん、あまり意味はないのでおすすめできません。
化粧品を駆使する
これはファーストピアスがついた状態では難しいのですが、ピアスホールの部分だけを隠したいという場合に有効です。
方法として
①ピアスホール内にリップクリームを埋め込む
②その上からファンデーションを塗る
というものです。
リップクリームは無色のものを使用し、つまようじなどですくって穴に入れていくという方法なので、面倒なことはありません。
ファーストピアスを付けた状態の場合は、透明のピアスにしてから化粧品でごまかすか、テープなどを貼ったのちに化粧品でうまくごまかすという方法が良いでしょう
ファーストピアスを隠しながらホールキープするなら
ピアスホールが長い期間ある場合であれば、その穴は維持されるので何かを入れておく必要はありませんが、就職を機にピアスをつけたいという理由で開けたばかりの場合は上記の絆創膏や化粧品という方法はそぐわないでしょう。
初めて開けたピアスホールのことを『ファーストピアス』というのですが、初めての場合何も付けずに放置してしまうと自然の治癒力で塞がってしまいます。
それを防ぐためにも穴を空ける際に付けたピアスはそのままにして消毒を繰り返し行い、穴を維持させていくのですが、看護師で職場がピアスを禁止としている場合にはそれができません。
その場合、一番のおすすめ方法として『透明ピアス』の装着!
ピアスホールが安定するまでは装着をしておかなければいけないので、これが一番確実に維持できつつ隠すことが出来る方法と言えます。
透明ピアスは上記でもお伝えしたように、樹脂やアクリルの素材を使用しているのですが、透明感が薄く白に近い色をしているので、目立つことがあります。
そこでご紹介したい透明ピアスがあります。
それは「RIN」という透明ピアスで、ガラス製ということもあり他の素材を使用した透明ピアスよりも目立ちにくいということを特徴としています。
サイズも14G・16G・18Gとあるので、様々な穴の大きさにも対応しており、どのような角度でも目立たない大きさなので一番効果が高いと言えるでしょう。
洗浄も可能ということから何度も繰り返し使用できるのでコスパ的にも良いです。
<RIN>
サイズ | 全長:14G/8㎜ 16G/10㎜ 18G/12㎜ |
素材 | ガラス素材 金属アレルギー対応
キャッチはゴム製 |
金額 | 390円/個 |
RIN公式サイト |
看護師は結局ピアスをしてはいけないのか?
そもそも、なぜ看護師がピアスをしてはいけないという病院や施設が多いのかご存知でしょうか。
これには、しっかりとした理由があります。
特に看護師はピアスの他にもネイルや濃い化粧をしてはいけない所や指輪などのアクセサリーも禁止している所も少なくありません。
その理由とは何なのでしょうか。
気になる人はぜひ参考にしていただき、看護師がなぜそこまで厳しいのか、再度改めて考えて見ましょう。
安全面の保持
病院や施設には様々な患者がいます。
看護師に限らず患者と接する医療従事者は装飾品が原因での医療事故を防止しなければいけません。
ピアスなどの場合はいつ外れてしまうかもわからず、それが原因で認知機能の低い患者が拾って飲み込んだなどの問題になれば大きな医療事故へと繋がります。
他にも処置中に装飾品を落としたとなればそれも医療事故になってしまいます。
ピアスなどは特に小さいので目につかないことも多いでしょう。
私もピアスを取り忘れた時があり、キャッチをどこかで落としたがために付けていたピアスが患者さんの口の中に落ちかけた時がありました
このようにいつ何があるか分からないため、安全面を脅かすものは身に着けない方が身のためでもあるでしょう。
清潔にしなければいけない
医療従事者はやはり病気の人を対象に仕事を行うので、清潔面は重要です。
不衛生なものを病棟、病室に持ち込むことで、その人の病気を悪化させる可能性はもちろん、もし菌を持ち込むようなことがあれば院内感染の原因にもなります。
装飾品などには特に菌が付着しやすく、常に装着しているものには人の汗などが原因で菌の繁殖場所にもなります
もしそのようなものを装着したまま、上記のように落としたり、患者の清潔部位に付着してしまった場合には安全面の確立はできず、医療事故の原因になるでしょう。
そのため、装飾品を禁止としている病院や施設は多くあるのです。
身だしなみの問題
これは医療と関係のない部分にもなりますが、看護師というのは患者の他にも患者の家族に接触することも多くあります。
その際に看護師というのは清潔なイメージを持つ人が多いので、ピアスをつけていたり、アクセサリーをしているとあまりいいイメージになりません。
身だしなみを整えるという意味を込めても看護師というのは装飾品を外す必要があります。
ピアスを付けても問題がない所でも、過度な装飾をNGとしている所は圧倒的に多いです。
家族を含め接する人に対して良いイメージを与えるためにもピアス両耳に1つなど、ワンポイントなおしゃれとして取り入れる程度にしておきましょう
まとめ
学生時代などの縛りから解放されたとき、髪の毛を染めたい、ピアスをしたいなど自分の魅力を上げるためのおしゃれをしたいことは当然です。
しかし、ピアスの装着を許していない病院も多く、ファーストピアスを夢見ている看護師には少々辛い制限になるでしょう。
空けることを我慢するという方法もありますが、どうしても空けたいという場合にはファーストピアスがバレないように透明ピアスを装着するなど隠す工夫が必要となるので、挑戦してみてください。