看護学生が看護師になる上で重要な試験は「看護師国家試験」です。
看護学生は看護師国家試験を受けて合格しなければ看護師になれません。
そのため、看護学生で後半は実習で忙しい中看護師国家試験に向けて猛勉強を強いられるでしょう。
たくさんの教科がある中、分厚い教科書や何度も行われる模擬試験を繰り返しやっていき、看護師国家試験を迎えますが、この勉強の中で看護学生に必需品なものが「レビューブック」と言われるものです。
レビューブックは看護師を目指す学生のほとんどが所有しており、大きさは国語辞典程になります。
では、このレビューブックを看護師国家試験に合格するためにどのように作っていくべきなのか、また人気の理由やレビューブックを使った勉強法動画などを紹介していきます。
看護師国家試験に合格するレビューブックの作り方
最初に看護師国家試験に合格するためのレビューブックの作り方についてです
レビューブックは看護師を目指す学生一人一人作り方が異なり、性格やまとめ方、勉強の仕方などに違いが出てきます。
そのため、一人は分厚くなりすぎたり、一人は薄くても内容がまとまっていたりと大きな違いがあるでしょう。
この場合、正しい作り方というのはありませんが、まずはどこから手をつければよいのか分からないという人のために基本的なレビューブックの作り方について解説していきましょう。
応用編を足していく
レビューブックは教科書とは異なり、看護師国家試験に出やすい内容や疾患が多く揃えられています
また、内容を見ると、その疾患についての特徴や症状はもちろん、看護における基礎的なものまで載っているでしょう。
しかし、これはあくまで一部です。
レビューブックに載っている内容だけ理解しても、看護師国家試験に必ず受かる保証はなく、必要な内容が載っていないと思う時もあります。
このような時にルーズリーフやメモなどを使って、自分なりの情報を足していきましょう。
疾患に関してであれば血液検査の数字や治療法、看護の仕方など足したい部分が出てくることもあるでしょう。
それを自分の満足がいくまで足してみてください。
しかしここで注意しなければいけないことは、自分が覚えておきたいことを載せすぎると、逆に内容が多くなりすぎて後に何を抑えておくべきか分からなくなってしまいます。
そうならないためにも、極力必要最低限のことだけ足してください。
シールや付箋などをとことん活用していく
レビューブックには大まかな項目を外から見ても分かるように「基礎看護」「消化器」など多くの項目を印刷したシールがついています
しかし、一つ一つの範囲が広いため、その中からさらに探すべき内容もあるでしょう。
それを探しやすくするために、自分でシールを作ったり、付箋などに文字を書いて追加して貼っていきましょう。
そうすることで自分が知りたい項目や疾患を素早く見つけて開くことができます。
現在は100円均一などで様々な付箋やシールが売っているので、そちらを活用してみてください。
レビューブックは可愛く作ること♪
レビューブックの中を覗くと多少イラストなどはあるものの、正直「分厚い参考書」という感じがして、見ていて勉強している感が強く、嫌気がさしてしまう人もいます。
私はこちらのタイプでした(;´・ω・)
そのため勉強をしていてもどんどん疲れてしまったり、ページをめくることが億劫に感じたこともあります。
そのような人に向けて、少しでも勉強をする上でテンションを上げていくために「可愛くしていく」ということも一つです。
何かメモを入れていく際にイラストを自分で描いたり、それこそ可愛いシールを利用して開くなど可愛く彩っていくことも一つでしょう。
中には、レビューブックの表紙にみんなでメッセージを残し、看護師国家試験に向けた決意を改めて実感することもできます。
一人で作成するのではなく、友人や一緒に看護師国家試験を目指す人と共にレビューブックを作成してみてください。
問題集とレビューブックをセットで活用しよう
レビューブックを購入する際に、看護師国家試験に向けた過去問題集や必修をまとめた参考書などを購入する人は多いのではないでしょうか。
レビューブックは企業で出されているので、同じ企業を通じることで、企業で出している問題集を確保することもできます。
そちらをセットで購入しておけば、レビューブックの何ページにどのような解答が載っているかなども記載してあります
間違えた問題とレビューブックを照らし合わせ、自分の得意不得意を把握することもできるので、何をレビューブックに足していけば良いのか分かりやすく、メモも残しやすくなるので、ぜひやってみてください。
レビューブックがなぜ人気があるのか?
なぜ看護学生からレビューブックは人気があるのでしょうか。
レビューブックがなくとも教科書があり、多くの参考書も存在します。
それなのになぜ多くの看護学生からそこまで人気をほこるのでしょうか。
レビューブックの魅力と人気の理由について解説していきましょう。
必修問題にチェックが入っている
看護師国家試験では必修という項目があり、出ている問題の8割正解が必須となります。
しかし、看護師国家試験を受ける上で必修の範囲や問題内容などを把握していく必要があるでしょう。
その時に、簡単に範囲を把握するために用いられるものがレビューブックになります
レビューブックには教科書で習う大切な部分を簡潔にまとめ、記載してあります。
その文の最初にはチェックできるよう□があり、またその横には必修で出やすい問題に「必」と記載があります。
それを覚えておくだけで必修対策の一つとなり、後に覚えやすくまとめる際にも役に立つでしょう。
問題集を何度も解いて復習することも勉強法の中で効率も良く、最も覚えやすくもあります。
この勉強法にレビューブックをプラスすることで更に覚えやすくなるため、看護学生から勉強法の一つとして人気があるのです。
調べたいことをすぐ見つけられる
レビューブックは基礎看護や成人看護と看護別で項目が分かれていること、体のつくり別に疾患が分かれており、そこに付属でついているシールを貼ることで目的別にページをすぐにめくることができます。
また、そこに自分なりにもっと詳細に目印として足すこともできるので自分が見つけたい項目も早く見つけられます。
記載してある内容も教科書のように文字がずらずらと並んでいるわけではなく、要点をうまくまとめて載せてくれているので、めくったページですぐ目につくでしょう。
要点が簡潔だということや、項目別にまとめられているため見やすいということもあり、看護学生が最も多く利用しているとも言えます
疾患についての全てが記載してある
教科書や参考書を見ると、疾患について多くの情報が記載されています。
そのため、重点部分を押さえておきたくても情報が多すぎて、頭に入りきらず混乱してしまうことも少なくありません。
私は調べても情報が多くなり、どこを直すべきか分からず必然的にそのまま要点も分からずノートを埋めたこともありました( ;∀;)
しかし、レビューブックの場合は疾患別に症状や検査、診断、治療、看護まで詳しく記載されており、その情報も必要な部分だけ押さえられているのでわかりやすく、自分の頭にも入りやすいでしょう。
看護学生が勉強をしていく上でレビューブックは時間短縮、要点をまとめるためには必需品となってきます。
オススメのレビューブックの動画を紹介
レビューブックについて詳しく解説をしてくれている動画を紹介していきます。
この動画では、看護師である「なな」さんがおすすめのレビューブックを話してくれています。
動画中では
・レビューブックのメリット、デメリット
・使い方
・まとめ方
・使う際の注意点
について紹介しており、レビューブックを持っているけれど、イマイチ使い方が分からないという人や、まとめ方が分からないという方はぜひ参考にしてみてください。
動画内でも紹介していますが、実際にレビューブックを使ってどのようにまとめるか、どのようなやり方が分かりやすいのかということは人それぞれ異なるため、自己流をどんどん入れていくと良いでしょう
まとめ
レビューブックは過去看護学生として過ごしてきた看護師の先輩達も使っていた人は多くいます。
それだけ人気があり、看護師国家試験合格を目指すためにそれぞれうまく活用し、活かしています。
レビューブックはとても使いやすい参考書の一つでもありますが、看護師になった後でも活用方法はあり、自分のアレンジ次第では必需品ともなってくるので、どんどん使っていきましょう。