クリニックで働いていて嫌気がさした経験はありませんでしょうか?
もしくは嫌気がさして「もうやってられない!」と考えているのではないでしょうか?
全てのクリニックではありませんが、院長がワンマンでケチなところもあります。
そうなってくると看護師の立場ではどうすることもできません。
だからと言って我慢し続けることはありません!
私もクリニックを辞めた経験がありますが、自分に合わないと思ったら早めに行動した方が自分のためだと気づきました。
今回はクリニックの院長がワンマンでケチだった場合の現状や対策を解説していきますので参考にしてみてください。
クリニックの院長はワンマンとケチ!?
日本のクリニックと呼ばれる病院は、星の数ほど存在しています
特に歯科クリニックとなるとコンビニエンスストアよりも軒数が多いと言われているはご存じだと思います。
大学の歯学部では無医村の地方を探すサークル活動があるほどで、クリニックを経営していくのは競争が激しく厳しいということが分かってきます。
クリニックを経営をしていく事は、厳しい競争に戦っていかなければならないことが前提条件となってくるわけです。
それとともに堅実な経営がもとめられるのは言うまでもありません。
そのため大学病院の院長などと違い、クリニックの院長はケチであることが多いと言われています。
少しでも経費を削減しなければ、経営が立ち行かなくなるクリニックも少なくありません。
そしてクリニックは自分の城と言わんばかりに、ワンマンであることも多いのが現状なのです。
自分の考えが絶対であり、それに背くようであればクリニックを辞めてもらっても構わないといった態度をするケースも見受けられます。
そうはいえ働いている看護師からすれば、「そんなんじゃやってられない!」と考えてしまうでしょう。
少しでもクリニックの衛生環境を良くしようとして院長に空気清浄機を追加することなどを相談しても、なぜそのような金のかかることを言ってくるのだという態度をされてしまうことも多いのです。
ドケチでありワンマンである院長がいる限り、その職場はブラックと言わざるを得ません。
経費を削減するために、社会保険や福利厚生を削減するケースも稀ですが存在しているようです。
何故、院長はワンマンでケチになりやすい?
たしかに院長の立場からすれば、ケチでワンマンになりやすいかもわからなくでもないです・・
他の大学病院などから見ると、なぜクリニックの院長はワンマンでケチになりやすいのか気になる人も多いでしょう。
それはクリニックの存亡にかかわることが背景にあるからです。
先にも述べたように歯科クリニックに限らず、内科クリニックなども現代はその軒数が飽和状態と言われているのです。
少子高齢化で人口が減ってきているので、少なからずその影響を受けているクリニックも少なくありません。
小児科に至っては子供が少ないうえに、超!激務でありクリニックをやむなくたたんでしまうことも見られます。
このようにクリニックは戦国時代ともいわれ、日々のコストや経費などを削減していかなければたちまち廃業に追い込まれてしまうわけです。
それゆえ院長もケチにならざるを得ない事情があるわけなのです。
クリニックは院長の理想の場?
ワンマンになってしまう理由は、大学病院での長い年月の勤務医を経てようやく自分の城を持てたという医師も少なくありません
大学病院ではルールや規定に縛られた状態での勤務であったため、自分のクリニックでは自分のルールで自由に働きたいという思いが強い意志が多いです。
それゆえワンマンになって偏った考えに陥りやすく、歯科衛生士や看護師の意見など聞く耳も持ちません。
しかし患者の気持ちや現場を最もよく知っているのは衛生士や看護師であり、こうしたスタッフの意見に傾聴しクリニックを改善していくことが最も長くにわたってクリニックを経営できる秘訣であることを、多く医師が自覚していないかもしれません。
残念・・・。
「院長にはついていけない!」そんなスタッフは多い!
院長の傍若無人なワンマンぶりに嫌気がさし「院長にはついていけない!」そんなスタッフが多いのも事実です
最も患者目線の意見を述べているのに、それに反発し聞く耳を持たないケースも多く医師として、はたまた人間としてどうなのかと疑問を持たざるを得ない医師もいることは確かです。
最も感染症対策に関する経費をケチろうとするクリニックの院長が存在し、人命軽視だと思わざるを得ません。
除菌クリーナーやアルコール消毒の機材をケチる医師がいるのも事実です。
クリニックの経営と、人の命を天秤にかけていることがスタッフとして許せないわけです。
そしてそもそも歯科衛生士や看護師を、単なる将棋の駒としか見ていない態度にも憤慨する人が続出しています。
自分の意見や考えに反発するのであれば、このクリニックを辞めればいい、代わりの人間などいくらでもいるという考えが念頭にあるので待遇面でも一向に良くなってはいきません。
何年も同じ待遇で働き続けているスタッフも存在し、そのことでスタッフのモチベーション低下が甚だしいクリニックもあります。
看護師や衛生士のモチベーションが下がるということは、医療の質も低下することになり、患者にとって良いクリニックではありません。
このようなクリニックで何年も働いたとしても、スキルや能力が向上することはありません。
もちろん給料も納得できるような昇給は望めません!
ワンマンでケチなクリニックで働いているのなら
クリニックの院長がケチでワンマンである場合、いつまでもそのクリニックに固執し働き続ける必要はありません!
むしろこうしたクリニックに長く勤務することで、思考がだんだんと患者本位でなくなっていき、患者さんに質の高い医療を提供できなくなっていきます。
スキルや能力の向上を考えた場合でも、決してその職場は良い環境とは言えません。
本当に良い職場とは、医師や看護師、衛生士が対等な立場であり、常に意見をかわせクリニックがどのようにしたら患者さんにとって良いものとなるか模索し、改善することに努力を惜しまないものです。
ワンチームと言って、良いクリニックではそれぞれのプロフェッショナルが連携し質の高い医療を提供できるわけなんです。
そして本当に良いクリニックは、スタッフのスキルアップにもお金を惜しみません。
准看護婦なら正看護婦になれる教育の支援を行ったり、栄養学や介護の分野の研修会や勉強会にも積極的に参加するように促すのです。
ケチでワンマンな院長で職場環境が悪いのであれば、迷わず転職を考えることをお勧めします。
もはや人口減少で医療従事者の確保に躍起になっている優良な病院や、大学病院、医療研究所なども存在しています。
もっと視野を広く持ち、自分にスキルを最大限に発揮できる優良な職場環境に転職することを強くお勧めします。
まとめ
街中にあるクリニックにはケチでワンマンな院長のいるケースがあります。
院長は経営の厳しい競争と生き残りをかけ、そうならざるを得ない事情もあるのです。
しかしながらケチでワンマンであるとワンチームで質の高い医療を提供できません。
そしてそこで働き続けることで、偏った思考になりスキルアップや能力の向上も、そして昇給も望めなくなってしまうのです。
もしこのようなクリニックの院長に悩まされているのであれば、迷わず転職を考えることを私はおすすめします。
今の日本は人口減少が甚だしく、医療従事者の獲得に躍起になっている優良な大学病院や医療研究所などもあります。
もっと視野を広く持ち、自分にスキルを最大限に発揮できる優良な職場環境に転職することを強くお勧めします。
自分の人生は職場で決まるわけではありませんが、職場に大きく左右されます。
納得のいく職場を是非見つけてみてください。