看護師はタイムスケジュールを組んで働いているため、時間を気にしながら仕事しなくてはなりません。
そのため時計は必須のアイテムともいえます。
しかしさまざまな理由から、看護師の腕時計を禁止している職場も。
本記事ではなぜ看護師の腕時計がダメと言われているのか、その理由と対策についてご紹介していきます。
看護師が時計を使う場面
看護師は一人で何人もの患者さんを受け持ちます。
患者さんごとにスケジュールを組み、一日の業務を進めていくため、常に時間を気にしながら動かなくてはなりません。
一日の業務の中では、患者さんのバイタルサインを測定するのに利用したり、時計を使って点滴の滴下数を計算したりしています。
また急変などの事態が発生した際にも、いつどこで何が起こったのか、後に記録をするためにも時計は必要です。
看護師なのに腕時計はダメ!?
看護師は時計が必須の仕事とも言える一方、時計が禁止されている病院があることはご存知でしょうか?
時計全般が禁止されているわけではなく、「腕時計」や「ストラップに取り付ける時計」が禁止されているようです。
腕時計やストラップに取り付けるタイプの時計が禁止されている原因として、感染の危険性を考慮しているという背景があります。
毎回患者さんごとに時計を消毒している看護師はいませんよね。
病院は一般の方よりも感染症に罹患するリスクがある患者さんが多いです。
そのため腕時計やストラップに取り付ける時計を禁止しています。
腕時計がダメなのは感染対策だけでない!
腕時計がダメなのは他にも理由があり、患者さんを傷つけてしまう可能性があるということです。
患者さんの中には褥瘡(じょくそう)のある患者さんや寝たきりの患者さんがたくさんいます。
その患者さんの体位変換やオムツ交換時に、腕時計をしたままだと患者さんの皮膚にひっかかり、相手を傷つけてしまうことを危惧しています。
私が勤務していた病院でも、疾患から皮膚の脆弱な方がいました。
皮膚の弱い方はちょっとした摩擦や衝撃が加わるだけで皮膚が傷ついてしまいます。
医療者として必要な配慮なのかもしれませんね。
看護師におすすめの時計「ナースウォッチ」とは
腕時計がダメだけれど、日常的に時計が必要な看護師。
そんな看護師のおすすめの時計があります。
それが「ナースウォッチ」です。
ナースウォッチは胸ポケットや腰ポケットに装着するタイプの時計で、ストラップがあるため必要時以外はポケットにしまっておけます。
デザインもかわいいものから大人っぽいものと、豊富にあり、自分の気に入ったものを見つけられるでしょう。
またナースウォッチという言葉通り、看護師向けに作られていますので、所々に細やかな気遣いを感じられます。
例えばパルスオキシメーター機能など、バイタルサイン測定の際に大活躍です。
さらに夜勤時でも時間を確認できるよう、バックライトや蓄光文字盤タイプのナースウォッチもあります。
ご自身の活用状況に合わせて選ぶようにしてくださいね。
オススメのナースウォッチ3選!
ナースウォッチはどこでも販売しているわけではありません。
取り扱っているほとんどは看護師専用の通販サイトです。
ナースウォッチを取り扱っている代表として「ナースリー」「アンファミエ」「リトルマジック」がよく取り上げられています。
ここで私が「使いやすい♪」「これ便利だな」「とっても欲しい」と感じたおすすめのナースウォッチをご紹介していきます。
文字盤が見やすい 2WayELシンプルウォッチ
私が使っているのが、ナースリーで取り扱っているナースウォッチです。
文字が大きくて見やすく、ELバックライト文字盤のため、夜勤時でもしっかり時計の機能を使えます。
個人的に一番ポイントが高いと感じたのが、2wayで使えるバンジーコイルストラップであることです。
ナースウォッチは基本的にポケットに閉まっておくことが多いです。
ポケットから取り出す時にストラップが短いと、サッと取り出して時間を確認できません。
また点滴の滴下速度を調整する時にも、ストラップが長い方が便利ですよね。
このナースウォッチはコイルストラップのため、必要な時にだけ長く伸ばして使えますので、おすすめのナースウォッチです。
(2)電池長持ち3WAYナースウォッチ
このナースウォッチの1番の特徴は、電池寿命が約4年と長く使えるところでしょう。
そのため電池をこまめに変える必要がなく、経済的に使用できます。
3WAYという言葉の通り、リールキーで腰ポケットに、クリップで胸ポケットに、キーホルダーとしてカバンなどに取り付けて使用できます。
色も7種類の中から好きな色を選べますので、気に入ったものを見つけられますね。
(3)リトルマジック ポケットウォッチ
リトルマジックのナースウォッチは、程よいカジュアル感が特徴で、ナースウォッチとしてだけでなく、普段の生活から使用していても変に感じません。
安心の日本製で3気圧防水のため、水に濡れても問題ありません。
3種類のチェーンが付属しているため、使用用途に合わせて使い分けることもできます。
またリトルマジックはアフターサービスも充実しています。
商品の1年保証や、購入より30日間であれば未使用品には限るものの、返品対応もしてくれますので安心です。
どこのナースウォッチもメリットデメリットがありますので、ぜひ通販サイトなど覗いてみてくださいね。
「それでも腕時計を使いたい!」という方には
病院で腕時計が禁止されていない場合や、仕事柄腕時計を付けていても大きな影響はないという方は、腕時計もオススメできます。
ただし感染リスクを極力減らすためにも、常に清潔にできるような時計が良いでしょう。
例えば防水機能がついていて、手と一緒にジャブジャブ洗えるようなものや、アルコール消毒しても問題ないシリコンベルトタイプの時計などがおすすめです。
私が看護師として働いていた時、同僚はアイスウォッチを使っていました。
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シリコンベルトで、防水仕様、かつ秒針がついていたため使い勝手が良かったようです。
腕時計を検討しているのであれば、上記のような条件で探してみてくださいね。
まとめ
看護師が腕時計をしちゃダメなのかは、病院によって変わってきます。
しかし、時間管理していくことは看護師にとって大切なこと。
腕時計がダメなら、自分好みのナースウォッチを使ってみてはいかがでしょうか?
仕事中でもオシャレはしていきたいですよね♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。