本記事をご覧の皆さんは、看護師として無事に内定をもらうことができ、新しい職場にワクワクしていることでしょう。
そして新しい職場ということで、何かしらの準備をしておく必要があるのかとワクワクと同時に疑問もお持ちのことと思います。
本記事では看護師が内定をもらった時に準備することについて、8つの項目に分けてポイントをご紹介していきます。
ぜひ最後まで読んで、ご自身の入職準備にお役立てください。
内定をもらった時に準備しなければいけない事
看護師が内定をもらった時は以下の8つのことを行うようにすると良いでしょう。
・入職日までに必要な書類の記入
・白衣もしくは制服の準備
・通勤経路の確認
・仕事道具の準備
・引越しの準備
・入職当日の確認
・予防接種
・勤務先分野の簡単な勉強
一つずつ解説していきます。
入職日までに必要な書類の記入
内定後は就職先から入職時に必要なさまざまな書類が郵送で送られてきます。
必要な書類は全て記入するのはもちろんのこと、住民票や年金手帳など、別途提出が求められるものもあります。
私が以前勤めていた病院では内定の連絡の際に戸籍謄本を提出するようにと通達があったため、証明書発行のため実家に戻ることとなり忙しかったことを覚えています。
実家から離れた土地に住んでいる方などは、時間に余裕を持って証明書の発行に臨むか、家族に代理で発行してもらうと良いでしょう。
白衣もしくは制服の準備
病院にもよりますが、比較的大きめの病院では白衣やスクラブは貸与という形をとっていることが多いでしょう。
そのため自分に貸与される白衣・スクラブは自分のサイズに合わせるために、事前に裾上げなどの対応をしておく必要があります。
入職後にサイズ合わせを行うところもありますので、入職日よりも前に貸与されている場合は準備しておきましょう。
通勤経路の確認
入職日当日に、道に迷って遅刻なんて考えただけでも怖いですよね。
通勤時に慌てないように、自宅から勤務先までの通勤経路を把握しておきましょう。
また可能であれば実際に通勤しても良いでしょう。
私は実際の通勤時間に通勤してみることで、道の混雑状況を把握でき、当日安心して出勤できました。
仕事道具の準備
看護師として働くと、多くのナースグッズが必要になります。
多色ボールペンやメモ帳、ナースウォッチなどのナースグッズを個人で用意しておくと良いでしょう。
私が実際に使っていたグッズとして、自分用のハサミを持っていました。
また勤務時のやる気を上げるために、お気に入りのナースシューズに買い換えたりしていました。
ぜひお気に入りのグッズなどで揃えて、仕事道具を準備しておきましょう。
引越しの準備
勤務先が遠方の場合、単身寮に引っ越したりして一人暮らしをする方も多いことでしょう。
最低でも入職から1週間よりも前に入居しておくと、引越し先の土地勘を掴めたり、必要物品の準備もできたりします。
看護師寮に引っ越す場合には、事前に手続きを済ませておきましょう。
入職当日の確認
入職日当日は、集合時間、集合場所を確認し、遅れないようにしましょう。
事前に渡される書類やメールなどに記載されていると思いますが、場所がわからない場合は事前に問い合わせておくことをオススメします。
予防接種
これは私に実際にあった話です。
私は学生時代に実習前にB型肝炎の予防接種を行い、基準値は満たしていたのですが、なぜか入職前の採血で肝炎の数値が下がっていることがわかりました。
病院という場所柄、感染のリスクは極力下げたいとのことで、入職前に追加で予防接種することになりました。
もちろん予防接種の費用は自腹です。
もし事前に行うように通達があった場合は、早めに行なっておくと良いでしょう。
勤務先分野の簡単な勉強
新しい勤務先が全く経験のない分野の場合、多少の勉強をしておくといいかもしれません。
もちろん入職後にしっかりと学ぶ機会はあると思いますが、さわりの部分だけでも知っておくと、大きく乖離がなく仕事に馴染めるでしょう。
私自身、透析クリニックに転職する際に、全く知らない分野でしたので、簡単に書籍を購入し勉強していました。
専門用語も勉強していたため、比較的早く仕事を覚えることができたと思います。
ここからは内定をもらった後の流れについてよくある疑問について解説していきたいと思います。
内定後の流れに関する疑問
内定した後に私が疑問に思ったことを、いくつか解説していきます。
疑問1 内定をもらったけれど、辞退はできるのかな?
看護師として内定をいただいた状態は、まだ辞退は可能です。
しかし内定後の入職を承諾した後に辞退というのは、常識はずれと捉えられてしまう可能性があります。
特に勤務先側でもあなたのために多くの時間を割いています。
内定をもらった後は、しっかりと考えた上で返事をするようにしましょう。
疑問2 いくつかの病院を複数応募していたら、同時に内定をもらってしまった!どうやって辞退したらいい?
看護師として就職活動をする上で、一つのみでなく、いくつかの病院を同時に応募する方も多いでしょう。
その上で、複数の応募先から内定をいただいてしまった場合は、提示された条件面や教育体制などをしっかり吟味した上で、一つの病院に絞るようにしてください。
また内定通知をくれた応募先にも丁重に辞退の連絡をするようにしてください。
もう少し猶予が欲しいという場合にも、返答期限を提示した上でお願いしましょう。
その際にも嘘をつくことなく、正直に伝え真剣さが伝わるようにすることが大切です。
疑問3 内定通知書に記載されている勤務条件と面接時に聞いていた条件が違う。これって聞いても平気?
内定通知書に記載されている勤務条件と聞いていた勤務条件が違う場合、必ず問い合わせするようにしてください。
この時に人材紹介会社を利用していた場合は、そちらの担当者に話をつけてもらってもいいでしょう。
ここで何も言わずに条件を飲んでしまうと、内定通知書の通りの勤務条件になってしまいます。
必ず確認するようにしてください。
疑問4 内定をもらった後、看護師寮や保育所の見学ができなかったところを見学できますか?
内定通知を受けたら、返事をする前に一度看護師寮や保育所の見学を申し出ましょう。
看護師寮は病院との距離やインターネット環境、キッチン・トイレの水回り、オートロックの有無、宅配ボックスの有無などを確認すると良いでしょう。
また保育所に関しても、預けられる時間帯や日数、保育料、給食の有無、病院との距離などを把握しておくことが必要です。
内定受託後に、「思っていたのと違った!」とならないよう、しっかりと確認しておくことが大切です。
まとめ
看護師が内定をもらったときに準備しなければならないことや内定後のさまざまな疑問について解説してきました。
いかがでしたでしょうか。
・内定後に準備することとして、「入職日までに必要な書類の記入」「白衣もしくは制服の準備」「通勤経路の確認」「仕事道具の準備」「引越しの準備」「入職当日の確認」「予防接種」「勤務先分野の簡単な勉強」の8つのポイントがある。
・内定後の辞退は可能。この場合、丁重に辞退の連絡をすること。
・内定通知書に記載されている条件と事前に伝えられていた条件が異なる場合、必ず確認するようにする。
内定後は、たくさんの手続きがあります。
ぜひ本記事を読んで、内定後の準備を完璧にし、良いスタートダッシュを切れるようにしてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。