看護師 医師 患者 反論 納得

看護師 免許証 資格 白衣の探偵

 

看護師の皆さん、一度は経験ありませんか?

「点滴なんて絶対しない!」「この薬は飲みたくない!」と断固拒否していた患者が、医師が来た瞬間に「そうですか」とあっさり納得する現象。

こちらは丁寧に説明し、必要性を理解してもらおうと試みているのに、話を聞くどころか反論してくる。

そして、散々ごねた後に医師の一言で素直になる。これって本当に腹立たしいですよね。

 

さらに厄介なのは、医師が説明すれば納得する患者を相手にしていると、「ちゃんと説明してから呼んでくれる?」と医師から嫌味を言われること。

いやいや、こちらは何度も説明していますけど?そんなに簡単に納得するなら、最初から医師を呼びませんよ?と思ったこと、数え切れないほどあります。

こうした理不尽な場面に遭遇すると、「だったら全部医師が対応してくれ!」と叫びたくなることもありますよね。

 

でも、これは看護師だけの問題ではなく、医療現場全体の構造的な問題でもあります。

なぜ看護師の説明は軽視されるのか?どうすれば患者の納得を得られるのか?

今回は、そんな理不尽な現象について深掘りしていきます。

 

看護師の説明は軽視される?患者の心理と偏見

 

患者が看護師の説明を信用しない理由はいくつかありますが、大きな要因のひとつに「医師=権威」「看護師=補助者」という古い固定観念があります。

特に年配の患者は、医療に対する考え方が昔のままで、「医師こそが決定権を持ち、看護師はそれに従うだけの存在」と思い込んでいることが多いのです。

 

また、男性患者に特に多いのが「女性の看護師の言うことは軽視し、男性医師の言葉には従う」という傾向。

白衣を着た男性医師が話すと神の言葉のように聞こえるのに、女性の看護師が同じ内容を伝えても「本当に大丈夫なの?」と疑う。

白衣の色の違いがそんなに影響するのかと思うほど、態度が変わる患者もいます。

 

さらに、「看護師は医療の専門家ではなく、あくまでケアをする人」というイメージを持っている患者も多いです。

確かに、医師は診断や治療方針の決定を担いますが、看護師も医学的知識を持ち、患者の状態を管理する役割があります。

しかし、患者は「看護師が言うなら信用できないけど、医師が言うなら大丈夫」と思い込んでいることが多く、私たちの説明が軽視される要因になっています。

 

 

 

医師の一言で態度が変わる患者の厄介さ

 

「絶対に点滴なんかしません!」と断固拒否していた患者が、医師が来た瞬間に「じゃあやります」と素直に従う。これほど腹立たしいことはありませんよね。

しかも、その後医師から「そんなに拒否してないじゃん」「ちゃんと説明してから呼んで」と言われると、さらにイライラが募ります。

 

こちらは何度も説明し、リスクやメリットを伝え、患者が納得できるように努めているのに、まるで「説明不足のせいで患者が拒否していた」かのように扱われる。

いや、医師の前ではおとなしくなるからそう見えるだけで、こっちは散々時間をかけて説得してきたんですけど?と言いたくなる場面が多すぎます。

 

そして、こういう患者に限って、看護師には治療や待ち時間、薬の多さの文句を言いまくるのに、医師には絶対に文句を言わないという特徴もあります。

医師が「この薬を飲みましょう」と言えば「はい」と返事をするのに、看護師が「この薬を飲んでください」と言うと「本当に必要なんですか?」と疑う。

どちらも同じ医療方針に基づいているのに、なぜこんなに対応が違うのでしょうか。

 

 

 

看護師の説明を軽視する患者への対処法

 

このような患者に対して、看護師としてどのように対応すればよいのでしょうか。

 

まず、一つの方法は「医師の権威を利用する」ことです。

例えば、最初から「これは医師の指示で行っていることです」と強調することで、患者の納得度を高めることができます。

 

また、「それは先生パワーですよ!さすがですね!」と、医師に対して軽い皮肉を交えつつ流すのも有効です。

「先生が来たらこんなに素直になるなんて、さすがですね」と言うことで、医師にも状況を理解してもらいやすくなります。

 

もう一つの対策として、「患者の心理を見抜く」ことも重要です。

例えば、「優しそうな看護師にはわがままを言い、厳しそうな看護師には従う」タイプの患者がいます。

 

こうした患者には、あえて冷静かつ淡々と説明することで、過剰な反論を抑えることができます。

 

 

 

まとめ

 

看護師の皆さん、この理不尽な状況にイライラしたこと、一度や二度ではないですよね。

私たちが何を言っても聞く耳を持たず、医師が言った瞬間に従う患者たち。彼らは「医師の前では素直に」「看護師には反論しまくる」生き物なのかと思うほど、態度を使い分けています。

こうした患者に振り回されて疲弊するのはもう嫌ですが、現実的にはこの構造がすぐに変わることはありません。

だからこそ、「医師の権威を利用する」「皮肉を交えて軽く流す」「患者の心理を見抜いて対応する」といった方法で、少しでもストレスを減らしながら働くしかないのかもしれません。

 

それにしても、医師の前で態度を豹変させる患者がいること、そしてそれを理解していない医師がいること。どちらも本当に腹立たしいですね。

できることなら、「看護師の説明を軽視する患者専用の医師対応窓口」でも作って、全部そちらで対応してもらいたいくらいです。

 

今日もまた、「医師が来たら納得するなら、最初から全部医師が説明すればいいのに」と心の中で呟きながら、仕事に向かいます…。