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看護師を目指している方や、すでに現場で働いている方なら一度は「准看護師と正看護師、どっちが良いの?」と考えたことがあるのではないでしょうか。

結論から言うと、長い目で見れば正看護師の方が圧倒的に有利です。

給与の差、キャリアの選択肢、職場の待遇など、どれをとっても正看護師の方が良い条件を得られることが多いです。

 

しかし、准看護師にもメリットがあり、人によっては准看護師の方が向いていると感じることもあります。

 

どちらが自分にとって最適なのかを考えるために、准看護師と正看護師の違いや、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。

 

准看護師と正看護師の違いって?

 

まず、准看護師と正看護師の違いについて整理しましょう。

 

最大の違いは資格の取得方法と、それに伴う法的な業務範囲の違いです。

准看護師は都道府県知事が認定する資格であり、養成期間は2年間です。

 

一方で、正看護師は国家資格であり、専門学校なら3年、大学なら4年の養成期間が必要になります。

つまり、准看護師の方が短期間で資格を取得できるというメリットがあります。

 

しかし、法的には准看護師は医師や正看護師の指示のもとで業務を行うことが義務付けられています。

とはいえ、実際の現場ではほぼ同じ仕事をしていることが多く、准看護師もリーダー業務を任されたり、夜勤を担当したりすることがあります。

病院によっては「准看護師だから業務が軽い」ということはほぼなく、責任のある仕事を普通に任されることも少なくありません。

 

しかしながら、給与は正看護師の方が高い傾向にあり、病院によっては基本給に3万円以上の差があることもあります。

また、昇給やボーナスの面でも正看護師の方が優遇されることが多く、長期的に見れば年収にも大きな差が出てきます。

 

 

 

准看護師のメリットとは?

 

それでも准看護師を選ぶ人がいるのは、いくつかの明確なメリットがあるからです。

 

最大のメリットは、短期間で資格が取れること。

2年間の養成期間で資格を取得できるため、早く現場に出て働くことができます。

特に、家庭の事情や経済的な理由で長期間学校に通うことが難しい人にとっては、大きな魅力となるでしょう。

また、学費が正看護師よりも安く済むため、金銭的な負担を抑えながら看護師として働く道を選ぶことができます。

 

さらに、准看護師として働きながら正看護師の資格を取得することも可能です。

最初から正看護師を目指すのは難しいけれど、准看護師として経験を積みながら後から資格を取るというルートを選ぶ人も多くいます。

この方法なら、働きながら学費を稼ぐことができるため、経済的な負担を軽減しつつキャリアアップを目指すことが可能になります。

 

また、責任の重さの違いも准看護師のメリットの一つ。

正看護師はリーダー業務や管理職に就くことを求められることが多いですが、准看護師はそういった責任を回避しやすい立場にあります。

「看護の仕事はしたいけれど、管理職になりたくない」「責任が重くのしかかるのは嫌だ」と考える人にとっては、准看護師の方が気楽に働ける可能性があります。

 

 

 

それでも正看護師が有利な理由

 

しかし、多くの人が「やっぱり最初から正看護師を目指した方が良かった」と感じるのも事実です。

 

その最大の理由は、給与と待遇の違いです。

基本給だけでなく、昇給率やボーナス、手当の面でも正看護師の方が優遇されることが多く、最終的な年収に大きな差が生まれます。

例えば、最初の病院で准看護師として働いていた人が、後に正看護師になったときに給与が大幅に上がったというケースも珍しくありません。

 

また、正看護師の方が職場の選択肢が広がるのも大きなメリットです。

近年、准看護師を採用しない病院も増えてきており、大病院では特に正看護師の資格が必須となるケースが多いです。

准看護師の資格しか持っていないと、将来的に働ける職場が限られてしまう可能性があり、キャリアの幅が狭くなってしまいます。

 

さらに、昇進やキャリアアップの可能性も正看護師の方が高いです。

准看護師のままだと、一定以上のポジションに就くのが難しいことが多く、「もっとスキルを伸ばしたい」「より責任のある仕事をしたい」と思ったときに、資格の壁にぶつかることになります。

そのため、最初から正看護師の資格を取得しておいた方が、将来的に有利に働くことが多いのです。

 

 

 

現場のリアルな声

 

実際に働いている看護師たちは、准看護師と正看護師についてどのように感じているのでしょうか。

 

  • 「最初の病院で尊敬していた人は准看のベテランさんでした。資格に関係なく、現場の経験がものを言うと感じた」
  • 「うちの病院では准看はリーダーをやらなくていいし、委員会も簡単なのしか任されない。でも正看より給与が1万円低いだけ。これ、准看の方が楽じゃない?」
  • 「働きながら正看護師の資格を取るのは本当に大変だった。最初から正看護師を取っておけばよかったと何度も思った」

など、さまざまな意見があります。

 

 

 

まとめ

 

最終的にどちらを選ぶかは自分次第ですが、待遇やキャリアの可能性を考えると、正看護師を目指した方が将来的に後悔しない可能性が高いです。

准看護師のメリットもありますが、職場の選択肢や給与の差を考えると、「最初から正看護師を目指しておけばよかった」と感じる人も少なくありません。

とはいえ、看護師の仕事自体が大変なのは間違いありません。

忙しすぎて愚痴の一つも言いたくなることもあります。

どちらの道を選ぶにしても、しっかりと自分の未来を考えて決断することが大切です。