新人看護師が独り立ちできない・・・
新人を見ての感想なのか、それとも新人である自分の事を言っているのか・・・。
そこで見下してしまったり、落ち込んでしまっているのであれば、今回の私の話を聞いてほしいです。
人によっては後ろ向きな考えを持ってしまう事もありますが、新人看護師が独り立ちできない原因は、意外と自分が思っている事とは違ったことが理由である事があるのです。
その理由を知れば、看護師が独り立ちできないなんて私は言えません。
今回は、看護師が独り立ちできないと言われる原因ときっかけ、そして対策をお話していきます。
新人看護師が独り立ちできないのは当たり前!
新人看護師が独り立ちできないのは当たり前、という言葉を聞いたことがありますか?
これは、新人看護師が一人で全ての業務をこなすことが難しいという事実を示しています。
しかし、これは決して新人看護師が不適格であるという意味ではありません!
それはむしろ、看護師という職業が高度な専門知識と技術を必要とするため、新人看護師がすぐに全てを理解し、完璧にこなすことは難しいという現実を示しています。
あなたは看護師の「独り立ち」の定義を勘違いしている
では、「独り立ち」とは何を意味するのでしょうか?
一般的には、一人で全ての業務をこなす能力を指します。
しかし、看護師の場合、これは少し異なる意味を持ちます。
看護師の「独り立ち」は、一人で全てをこなすことではなく、自分の役割と責任を理解し、チームの一員として貢献できることを指します。
つまり、新人看護師が「独り立ち」できないという事ではなく、新人看護師が一人で全てをこなすことが難しいという事実を認識し、それを受け入れることが重要であるという意味です。
新人看護師が不安を感じるのは当然です。
新しい環境、新しい業務、新しい同僚。
これら全てが新人看護師にとっては未知のものです。
しかし、この不安は決してネガティブなものではありません。
むしろ、この不安は新人看護師が自分の業務に対して真剣であること、そして自分の業務に対する責任感を示しています。
つまり、不安=責任感と言えるでしょう。
独り立ちできるかどうかは・・・
新人看護師が「独り立ち」できるかどうかは誰が決めるのでしょうか?
それは新人看護師自身ではありません!
それは新人看護師が所属するチーム、そしてそのチームを支える組織全体が決めることです。
新人看護師が「独り立ち」できるかどうかは、新人看護師の努力だけでなく、そのチームや組織が新人看護師をどのようにサポートし、どのように育てるかによって大きく左右されます。
例えば、新人看護師のAさんがいます。
Aさんは新人看護師として病院に配属されました。
最初は何もわからないことばかりで、毎日が不安でいっぱいでした。
しかし、Aさんは自分の不安をチームのメンバーに打ち明け、アドバイスを求めました。
チームのメンバーはAさんの不安を理解し、一緒に問題を解決するために協力しました。
この結果、Aさんは自分の役割と責任を理解し、チームの一員として貢献することができました。
つまり、Aさんは周りの方の支えがあって「独り立ち」することができました。
これはあくまで一例であって、全ての看護師に当てはまるわけではありません。
このように、新人看護師が一人で「独り立ち」できないのは当たり前です。
しかし、それは新人看護師が不適格であるという意味ではなく、新人看護師が一人で全てをこなすことが難しいという事実を認識し、それを受け入れることが重要であるという意味です。
そして、新人看護師が「独り立ち」できるかどうかは、新人看護師の努力だけでなく、そのチームや組織が新人看護師をどのようにサポートし、育てるかによって大きく左右されます。
新人看護師が不安を感じるのは当然ですが、その不安は新人看護師が自分の業務に対する責任感を示している証拠です。
だからこそ、新人看護師は自分の不安を恐れず、それをチームのメンバーと共有し、一緒に問題を解決することが重要です。
そして、その結果として新人看護師は「独り立ち」することができるのです。
これが、新人看護師が「独り立ち」できないのは当たり前、という言葉の真意です。
まずは、「独り立ち」の意味を理解してから、本格的に悩んでいきましょう♪
新人看護師が独り立ちできない原因
独り立ちできない理由はチームとしての考え方を話してきましたが、自分でも最低限しなければいけない事があります。
勉強不足の危険性
新人看護師が独り立ちできない原因の一つは、勉強不足です。
看護師は、常に最新の医療知識やガイドラインを学ぶ必要があります。
しかし、新人看護師は、仕事に追われて勉強する時間がないと感じることがあります。
また、勉強する必要性を理解していないこともあります。
例えば、「自分はもう看護師の資格を持っているから、これ以上勉強する必要はない」と思っている場合です。
しかし、このような考え方は危険です。
看護師は、患者の安全や生命を守る責任があります。
そのため、常に自分の知識や技術を更新し、正しい判断や行動ができるようにする必要があります。
勉強不足は、ミスや事故の原因になります。
また、患者や同僚からの信頼も失います。
したがって、新人看護師は、勉強する時間を確保し、勉強する意欲を持つことが大切です。
報告・連絡・相談は基本
新人看護師が独り立ちできない原因の一つは、報告・連絡・相談の不足です。
報告・連絡・相談は、看護師の基本と言われています。
これは、患者の状態や自分の行動を正確に伝えることで、情報の共有や連携を図ることを意味します。
しかし、新人看護師は、報告・連絡・相談を十分に行えないことがあります。
例えば、「自分はまだ新人だから、何でも報告・連絡・相談しないといけない」と思っている場合です。
この場合、報告・連絡・相談が義務感や負担感になります。
また、「自分はもう看護師だから、何でも自分で解決しないといけない」と思っている場合です。
この場合、報告・連絡・相談が弱さや無能さの表れになります。
しかし、これらの考え方は間違っています。
報告・連絡・相談は、自分の仕事を円滑に進めるための手段。
また、報告・連絡・相談は、コミュニケーションに繋がります。
コミュニケーションは、患者や同僚との信頼関係を築くことに役立ちます。
さらに、報告・連絡・相談は、責任を共有するという裏技的な効果もあります。
自分だけで抱え込むと、ストレスや不安が増しますが、他者と共有すると、支えや助言を得られます。
したがって、新人看護師は、報告・連絡・相談を積極的に行い、コミュニケーションや責任の共有を図ることが大切です。
働くスタイル
新人看護師が独り立ちできない原因の一つに、働くスタイルの不適合があります。
看護師は、様々な働くスタイルがあります。
例えば、病棟や外来、手術室や救急、在宅や訪問などです。
これらの働くスタイルは、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。
しかし、新人看護師は、自分に合った働くスタイルを見つけるのに苦労することがあります。
例えば、「自分はどの働くスタイルもできると思っていたが、実際にやってみると合わない」と感じる場合です。
また、「自分はこの働くスタイルしかできないと思っていたが、他の働くスタイルに興味がある」と感じる場合です。
しかし、これらの感情は、自分のキャリアを見直すチャンス。
働くスタイルが自分に合っていないと感じたら、自分の強みや弱み、興味や目標を考えてみましょう。
そして、自分に合った働くスタイルを探してみましょう。
もちろん、働くスタイルを変えるのは簡単ではありません。
しかし、自分に合った働くスタイルを見つけることは、自分のやりがいや成長に繋がります。
独り立ちが難しいと感じたら!
この記事を読んだり、何かがキッカケで「今の自分を変えていこう!」と思っても、周りの看護師はそのことを知りません。
その中で自分の考え方や行動を変えていこうとしても、もしかしたら以前の自分に戻ってしまうかもしれません。
その場合の新人看護師が独り立ちするための一つの方法として、新しい職場でのスタートが効果的な事をお伝えします。
新しい職場では、過去の自分を知る人はいません。
だからこそ、新しい自分をスタートさせるチャンスがあります。
しかし、新しい職場でスタートするとはどういうことでしょうか?
それは、自分自身をリセットし、新たな環境で新たな自分を作り上げることを意味します。
これは、自分自身のスキルや能力、そして人間性を向上させる絶好の機会です。
例えば、あなたが以前の職場で報告・連絡・相談がうまくできなかったとしましょう。
それは、あなたがそのスキルを持っていなかったからではなく、その環境があなたにとって最適ではなかったからかもしれません。
新しい職場では、あなたはこれらのスキルを改善し、より効果的に活用することができます。
新しい職場でのスタートは、自分自身を見つめ直し、自己改革を行う絶好の機会です。
あなたが新しい職場でどのように成長し、どのように自己改革を行うかは、あなた次第です。
新しい職場でのスタートは、あなたが自分自身を高め、看護師としてのスキルを向上させるためのステップとなるでしょう。
まとめ
新人看護師が独り立ちできない原因や対策などをお話してきました。
「独り立ちできない・・」と悩んでいる方、又は新人を見て「この子は独り立ちできない・・」、そう考えている方は、今一度可能性を感じてみてはいかがでしょうか?
独り立ちできないのは、本人だけの問題ではありません。
私は「独り立ちできない」と悩んできた同僚が職場を変えてからは、すっかり職場に馴染んで働いている方を知っています。
是非、アナタにとって一番いい解決策を選択してみてくださいね♪