看護師をしていると、相手から言われなくても「この人同業者だ」と気づくことがあります。
何となく感じることもありますが、それだけではなく、一つの動作や外見で気づくことも少なくないでしょう。
では、どのような場面でこの人は同業者だと気づくことが多いのでしょうか。
その場面や気づいた時の対応や自分が看護師だとバレたくないという場面について私の体験も含めて紹介していきます。
看護師あるあるの一つ看護師の共通点などに気づくこともできるのでぜひ同業者を探したい、又は同業者にバレたくないという人は参考にしてください。
同業者だ!と気づく場面とは
仕事中やプライベート時に、相手のことを知らなくても「この人同業者?」と疑問に思う事があります。
私も看護師として患者と接した際はもちろん、プライベートで出かけた時に「もしかして」と思うことは多々あります
それはどういう時なのでしょうか。
また、なぜそう感じるのか看護師の共通点でもある同業者あるあるを紹介していきます。
外見が看護師
看護師の外見の特徴がいくつかあります。
・爪が短い
・ナチュラルメイク又はすっぴん
・髪の毛を綺麗にまとめている
・鞄が大きい
など。
他にも、マスクをした時の目つきが鋭いということや、鼻がいい人であればすれ違いの時にアルコール臭がする人も看護師の可能性が高いです
このように、言動や行動が看護師ということではなく、見るからに外見が看護師と語っている人も少なくありません。
特に看護師は清潔感が求められる職種でもあるので、爪にネイルをしていることはなく、髪の毛が垂れてくることを嫌い、全てまとめてお団子ヘアーの人もいます。
他にも夜勤明けと分かるくらいに表情が疲れている人も。
夜勤明けにショッピングやカフェということもあるので、大きな鞄を持ったまま行動している看護師もいるでしょう。
上記のような特徴を元に同業者だと気づく看護師の人もいます。
専門用語を使って話す
患者の対応をしている時に、ふと病気の話をすると医療従事者ならではの専門用語が出てくることがあります。
特に症状に関して「発熱」「嘔気」「下腹部痛」など一般の職種の人は言わないであろう専門用語を使う人は同業者である確率が非常に高くなるでしょう。
私が看護師として患者に接していた際に専門用語に加えて、穏やかな雰囲気やハキハキした言葉を使った女性がいました。
その時、この人は看護師の上に役職を持った先輩だと気づき、「看護師さんですか?」と聞くと少し恥ずかしそうに「今は違うけれど、師長をしていたの」と言われたこともありました。
緊急時の対処がテキパキしている
プライベート時に周囲で何が起こるかは分かりません。
電車内で誰かが体調を崩してしまったという軽いものから、失神で倒れてしまったなど応急処置を必要とする時というのはあります。
そのような場面に当たった時に、看護師や医師など特殊な職業に就いている人は冷静に対応できるでしょう。
その姿を見て同業者だと気づくことも少なくありません。
そのように病気に関しての対処はもちろんですが、それ以外にも地域の行事やイベント時、何かの役割を担った際に、テキパキ動ける人というのは看護師であることが多くあります。
看護師は仕事上臨機応変に行動できることや、周囲をまとめることがうまいこともあり、そのような姿を見て同業者だと知ることもあるでしょう。
同業者と気づいた時の対応は?
あなたが他の人を見て同業者だと感じた際に、その人が知り合いだった時や、多少の交流をしていた場合どのように対応するでしょうか。
看護師をしている私が、同業者だと気づいた時によく取る対応や、同様に看護師である人が同業者を見つけた際に取る行動について紹介していきます
気づかないフリ
これは同業者だからこそ、相手の気持ちを理解した上で何も言わないという人がいます。
プライベートの時には相手に気づかれたくないという人はもちろん、プライベートだからこそ看護師という姿は出さないという人もいます。
看護師だからこそ分かるということもあり、あえて気づいて聞きたい衝動に駆られつつも何も言わないという人は多いでしょう。
率直に聞く
患者として来ている人や、ある程度気心の知れている相手であれば、素直に看護師であるかどうか聞く人もいます。
やはり仕事内容を聞かれない限り、相手に職業を伝えることもありません。
だからこそ同業者だと気づいた際に嬉しくて「看護師ですか?」と聞いてしまうでしょう。
私は子ども関係で仲良くなったお母さんが看護師であることに気づき、その場で聞いてしまいました。
そこからは同業者ということもあり、看護師の話をしたり、病院の話をしたりと盛り上がったこともあります。
一種のコミュニケーションの一つと考えると、聞かないというよりも聞いた方が関係も深まっていくでしょう。
同業者だとバレたくない場面がある!
看護師をしていれば、あえて看護師という職業を隠したがる人もいます。
それは私も同じで、看護師であるものの、バレたくないが故に頑なに職業を伝えないことも少なくありません
それはどういう時でしょうか。
これは同業者にも多いことなので、もし他の人が同業者だと気づいたとしても、隠していたいということが分かった際にはあえて気持ちを汲んであげましょう。
病院
病院というのは自分が勤めている病院を指しているのではなく、家族のかかりつけ医や、自分が風邪をひいた時に行った際の病院です。
専門知識を持っていると分かった場合、説明を省かれたり、自宅での処置を任せたり、選択を求められたりすることがあります。
そのため、あえて専門知識があることは伝えずに、言葉もつい専門用語が出ないよう意識をして話す看護師もいるでしょう。
私は重要な選択を迫られた際に、看護師だからと病院と家族から選択を求められたことがありました。
看護師だからと全ての疾患に対して知識を持っているわけではありません。
そのような場面を避けるためにも、今では自分から看護師ということは伝えず、病院側にもバレないようにしています
子どもの親
結婚し、子どもを持つと必ず他の子どもの親と交流する機会が増えてきます。
その時に看護師であるが故に病気に関しての質問を受けたりすることも少なくありません。
そのため、交流を図る際には自分が看護師であることは極力出さないようにしている看護師もいます。
私は過去看護師であることを子どもの親にバレたことはありませんが、やはり同業者だと思った人は、他の親から病気に関してや病院の評判や、場合によっては勤め先の予約を頼んでいたりしていました。
まとめ
看護師が他の人を見て「この人は同業者だ」と気づくのは、看護師の特徴を理解しているとも言えますが、その人の動きや言葉などを観察し、察する能力があるからとも言えます。
看護師という職種はそれだけ人の観察を必要としており、尚且つ看護師という過酷な環境で働く職種だからこそ同業者と分かることもあるのでしょう。
同業者を見つけた際には、その人の雰囲気や空気を読み、声をかけて良いのか判断をした上で行動してください。
そうすることで相手に不快な思いをさせることはなく、必要時には一つのコミュニケーションにもなるでしょう。